震災リポート一回休みで合コンリポートなのだ

先週の金曜に東北から帰ってきた。到着駅まで妻に迎えにきてもらい、二人でインド料理店でランチしたというのに、写真を撮るのを忘れてしまった。よっぽど疲れてたんだな。ソトメシの機会なんてめったにないのに、ああもったいない。
▼さて、学生の頃インド大使館のある高田馬場に住んでいたこともあって何度か食べたことがあるけど、本場の人の手になるインド料理を食べた時の感想はいつも同じだ。すなわち1、タンドリーチキンが見た目よりしっとりして柔らかく美味。2、ナンが想像をはるかに超えてデカイので得した感がある。3、ナンの大きさに比較してカレーの量が少なすぎ。4、注文したものと違う種類のカレーが出てくる頻度が割と高い。二三年周期で忘れた頃に食べるので、毎回「そうだったな」と懐かしく思い出すのだ。
▼そして土曜日は合コンに出かけた。前回2月の時と同じグループで、あれからもう半年近く経つんだ。そして今年も半分が過ぎたんだな。早いね。実のところこのグループの合コンは3回目なのだった。僕が今住んでるところに越してきて初めての合コンであり、かつ僕くらいの年齢でもこういう飲み方があるということを知り、さらには自分がもう若くはないことをやってきた女性を見て悟ったパーティーなのだ。
▼一次会は男4女3のメンバーでスタート。女性幹事は五十がらみの問題外だが、毎回どこからともなく集まってくる女性たちがみなこの幹事の飲み友達なのだから、彼女抜きには成り立たない。その幹事と、2月の会合で一番まともだったコ(って年じゃないが)と、最初の会合で一番まともだったコがやってきて、案外華のある雰囲気になった。
▼若い頃の合コンならキレイな娘から売れて卒業していくところだが、僕ら中年の合コンでは逆の現象が起きる。すなわち相手にされない女性は出るだけ虚しくなって次から来なくなる。僕はもうひとつ、年に二三回集まる合コングループに参加しているが、そっちも同じ。一番魅力的な女性以外はどんどん入れ変わる。そのマドンナが会の求心力になっているわけだ。
▼二次会から、五六年前の最初の会合に来ていた女性がもう二人合流してきたが、一次会から来ていた女性も含め、失礼だが僕は「どこかで一度お会いしましたっけ?」程度にしか覚えていなかった。正直二十代後半で都落ちして結婚して以来、妻以上に魅力的な女性に会ったことがない。
▼ここ二回ほど、ひたすらに飲んで騒いで沈没する飲み方が続いている。やってきた女性を口説くつもりがないんだからそうするしかない。一晩ワイワイやってて全く何を話したかも覚えてない。これ以上の時間と金と体力の無駄遣いはちょっと考えた方がいいかもしれない。
▼そういえばここ何年も、男同士で仕事の話しかしてないなあ。ホントは合コンで知り合った女性と俳句の話でもしたいとこだけど、地方のアラフォー女って、既婚者は子供の話、バツイチはオトコの話しかしないもんな。毎回仲間との楽しそうな酒場の集いをリポートしてる自由人さんがうらやましい。
▼さて、妻が思い出した時だけ撮るウチゴハンでも、僕のつまらないブログの大切な彩りだ。

金曜の晩のキッシュは素晴らしい焼き具合だったが、これも僕はあまりノドを通らなかったのだった。いっしょに写っているのは業者からのお中元のネリモノと、カワキモノ大好きミニミーへのお土産、牛タンジャーキー。