心の洗濯

ひと通り仕事の引き継ぎを終えたところで昨日は久しぶりのお休みをいただいた。ということで日、月、火と三連チャンでアルコール解禁なのだ。ウヒヒ。
▼特筆すべきはシングルモルトの性質の良さである。日曜はグレンリベットが旨すぎて気がついたらボトルの三分の一ほど空いており、飲み過ぎたかと思ったが、翌早朝5時の寝覚めもバッチリ。酒が残っている感じがまるでない。飲み方も流行のハイボールにしようと炭酸を買ってきたが、ストレート以外で飲む気がしない。やっぱりいい酒はちがうなあ。お酒の楽しみって本来こういうものじゃないだろうか。学生のころ悪酔いばかりしてたのは安酒だったからだな。ちがうか。
▼さて、昨日は心の充電につとめた。急激な温度変化に周囲は風邪が流行っている。バカはなんとやらで僕はなんともないが、身体は平気でも休みなしで心が風邪をひきそうだ。朝、子どもたちと妻を送り出した後、しばらく自分のブログを読み返す。いつ読んでもオモシロイ。なんでみんな☆をくれんかな。9時になっておもむろに散髪にでかける。すっきりした。
▼今度のボーナスではi-podを買うことに決めていた。予算五千円程度で買えることは調査済だ。散髪の後家電量販店に向かうも開店まで間があったので、レンタルショップに回り、先にコンテンツを選ぶことにする。なんだか若いころ先輩から聞いたエピソードみたいだ。いわく「ベートーベンの交響曲が1番から9番までどうしても聞きたくてレコード買ってうちに帰ったらプレーヤーがないことに気づいたんですよ」
▼お昼近くまでゆっくり時間をかけて「渋さ知らズ」と「indigo jam unit」と「斎藤和義」をチョイス。渋さ知らズは人気ブロガーのブログに書いてあった。おじさんも最近の流行に目を向けなきゃね。そして今年の忘年会は斎藤和義でいきます。レンタルショップではベスト盤やダイジェスト版に加え、テーマ別に編集した「大人の〜」みたいなシリーズが目についた。僕らが若いころはこういうつまみ喰い的な聞き方は考えられなかったけどな。大好きなアーチストの曲はとにかく全部手に入れるのが正しいファン道というものだった。
▼しかしたいていの曲はクオリティーが低く、結局シングルカットされた有名な曲しか満足できないという経験は僕だけだろうか。いとこの兄ちゃんが里子の妹とのお別れ会でギター片手に歌った「妹よ」に感動してLPレコード十枚組くらいの「かぐや姫全曲集」を買って失敗したのは今でも痛い思い出だ。やい、こうせつ!いくらなんでも♪マキワリは疲れますね、おとうさん〜はないだろ。ひとつのグループにはベスト盤、ひとつのジャンルにもダイジェスト版があれば、僕のかぐや姫のような失敗はなくなる。便利な世の中になったもんだ。
▼新刊コーナーに立ち寄って川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」を購入。この人も「わたくし率イン歯ーナンチャラ」なんてタイトルからしてなっちゃいなかったのに、なかなかいいタイトルになった。さてはボクログを読んで心を入れ替えたか。美人は何事にもそつがない。んなわきゃないね。レジで精算しているとカウンター脇にライターのような形の外部媒体発見。見ると1500円である。レンタルCDと新刊を補っても余りある。即決で購入。
▼昼過ぎに妻が戻るまでCDの取り込み方についてマニュアルを見ながら格闘するもうまくいかない。長男に聞けば簡単なのだろうが、こういうことも人の名前、電話番号、郵便番号の記憶と並んで衰えが目立つ分野だ。午後は妻とランチでデート。このご時世に新しくオープンしたデパートの新館を訪れた。何年も前にやはり進出する大手に対抗して増築した地元のデパートそっくりだ。ナントカの影に怯えるナントカという諺みたいだ。ナントカってなんだろう?
▼ランチは妻の友人が夫婦で開店したばかりのたこ焼き店。うまくいくことを願う。

外出して遅くなったので火曜のウチゴハンはなし。月曜は混ぜご飯に焼き鮭。美味。

年末の帰省まであと少し。ラストスパートだ。