ゆく年くる年

例年通り妻の実家で年を越す。毎年大晦日の最終に飛び乗って、着く頃には除夜の鐘が鳴っているのだが、今回は余裕を持って帰ることができた。30日夕に着いてまずは自分の実家に泊り、午前中親子三代で映画を見た後、夕方には再び妻と落ち合って買物客でにぎわう市場をひやかした。クリスマス寒波も緩み、雲は多いが穏やかな日和である。晩餐を早めに終えてこたつでうたた寝しながら紅白を見る最高の年末となった。
▼たいして起伏のないまま少しずつ年をとっていく人生だが、悪くないと思う。日本も世界もたいへんな一年だったから、自分が幸福を手にしていることがなんだか申し訳ない気がする。新しい年もただただ穏やかに過ぎていくことを願う。
▼子どもたちの成長には目を見張るものがある。長男は既に僕の身長を超えた。下の子はいつまでも子どもらしいが、ずいぶんと細くなった。特に教育らしい教育もしていないが、素直に健やかに育ったと思う。健全なる精神は健全なる肉体に宿る。妻の食育のおかげだ。
▼二人とも僕に似て心根のやさしい子どもたちだ。やさしさなんて、生きていく上では苦労の種にしかならないが、僕は百日のお参りの絵馬に二人とも「優しい子に育つように」と書いた。その通りに育ってくれたことに満足している。二人ともきっといい奥さんを見つけて幸せになるにちがいない。これ以上書くと後ろから刺されるからやめるかな。
▼ボクログを読んでくださっているみなさんも幸多き年になりますように。僕も思う存分正月を楽しみます!次回は写真入りでゴチソウを紹介するゾ。