9月になれば

24時間テレビやってる。もう夏も終わりだ。ずいぶん更新が滞ってしまったな。現場で手一杯だった連休工事の間に事務処理がたまり、新しい課題も山積してなかなか休めない→頭が回らず仕事がはかどらない→休めないの悪循環。気がつけばもうひと月以上休んでない。欧米なら逆にバカンスでひと月以上休むような季節に何やってんだろ。あほらし。
▼仕事ばかりしてるとホントにブログに書くことないよ。僕は仕事が好きな方ではないが、嫌で嫌でしょうがないというほどでもない。全くつまらないものなら続かないだろう。けど面白みも含めて、仕事の中身のことはやってる本人しかわからないものだ。他人に話す事柄じゃない。だから仕事についての話題は普通は挨拶の枕か一般論だ。「忙しい?」とか「男は仕事だ」とか。それ以外は愚痴になる。
▼連休工事はひとつの事業所の中で何か所も工事をやることになる。ある現場を指示して次の現場に回りさらに次の現場と、最初に指示した現場の前を何度も通るが当然しているはずのハツリの音がしない。かれこれ小一時間はたつのでリーダー格の人夫に電話すると、音がうるさくて止められたので休憩室にいるという。「じゃあなんですぐに電話して指示を仰がないんだ?」と思わず声を荒げてしまった。
▼「ったくナマケモノなんだから…キツイ方の変化ならすぐに文句言ってくるくせにラクな方の変化はいくらでも黙ってるもんなあ」とブツブツ言ってると、隣に乗っていたペンキ屋の専務が、「だから彼は今この仕事をしてるんでしょう。隙あらば怠けようとする人には結果的にキツイ仕事しかない。自業自得です」
▼仕事をやる上で大事なことってなんだろう。社長の口癖は「気を遣えないやつは頭を使え。頭を使えない奴は身体を使え」言われなくても相手の望むことを察知して先回りしてやれるのが一番仕事ができる人。それが「気遣い」だ。「頭」というのはスキルのこと。仕事に必要なスキルアップをするのは当然のことだろう。最後の「身体」はいわゆる一人工の仕事のこと。
▼こうしてみると一人前の仕事をするのがいかに難しいか。こう暑いと最後の「身体」さえ一日まともに動かすのは難しい。そして一日まともに身体を動かそうとしない人間にそれ以上のことなど望むべくもない。僕も含めてほとんどの人間は半人前以下だ。それなのに報酬だけは何人前もらっても当然のような顔をしている。分不相応だと返納する人なんて聞いたことない。僕も含めて。けどそんないい加減でもどうにかなる時代ももう終わりだな。
▼仕事が落ち着いたら何をしよう。とりあえず長期の休みが欲しい。が、それは永久に無理かもしれない。人は自分が休んでいる時に他人が働いていてもなんとも思わないが、自分が働いている時に他人が休んでいるのは許せないからだ。今はただ9月になればもう少しいい風が吹くんじゃないかと、それだけをたよりに日々を過ごしている。そうやって過ぎていくのがどうやら僕の人生らしい。



ウチゴハンは先週日曜からネバネバソバ、月曜が肉じゃが、火曜が明太クリームパスタに煮込みハンバーグ。それ以降は更新していないので写メしなくなってしまった。