ニッポンの未来はWOWWOW〜

6月に入ってずっと涼しい日が続いている。公官庁ではスーパークールビズなんだろうけど、この陽気でかりゆしルックで歩いてた日にゃ気でも違ったかと思われるだろう。宮仕えも大変だ。
▼今週から日曜出勤が続くので今日は休むつもりだったが、前日にポンポンと約束が入って、なんだかんだで午後1時を回ってしまった。基本忙しくはないが、なんだか嫌な予感がする。突如としてとてつもなく忙しいことになりそうで怖い。
▼両親が南国ステイに出発してはや一週間が過ぎようとしている。こちらでは週一のウォーキング更新だったブログも、彼の地では一日置きの投稿である。それだけ生活に刺激のある証拠だろう。日本と同じであちらも空梅雨のようだ。
▼両親がこの時期ひと月ほどタイで暮らすようになってどのくらいになるだろう。僕の担当事業所のカウンターパートナーがタイ好きの人で、「うちの親も好きなんですよ」と話のタネに使わせてもらった記憶がある。その担当者が退職してもう2、3年たつから、かなり前からの習慣ということになる。行先はともかく、ひと月のホテル暮らしというのがうらやましい。
▼いくら現地の物価が安いといっても、リタイアした人の全てが享受できるライフスタイルではないだろう。退職公務員の父や超優良企業を退職した担当者ならともかく、僕には無理。せいぜい五年に一度くらいの三泊四日の韓国格安ツアーが関の山だ。僕の下請クラスになると、親方で韓国、従業員は一生外国には無縁だろう。建設業界で退職後毎年ショートステイを楽しむことができるのは、スーパーゼネコンをリストラされずに定年まで勤め上げた人くらいじゃないか。
▼この仕事に就く前、僕は豆腐工場に勤めていた。豆腐工場は夜勤が主力である。理由は最初の製品がラインから出てくるのが夜中の12時を回らなければ、朝店頭に並ぶ豆腐にその日製造した日付を打つことができないから。日本人は鮮度に神経症的に過敏なんだな。豆腐工場で何がつらいって一晩中立っていることである。最初の一ヶ月は足がパンパンになる。
▼その工場に高齢のご夫婦が働いていた。昭和ヒトケタと言ってたから、僕が働いていた十年前の当時でも70は回っていたと思う。理髪店を営んでいたが、組合に入らない格安チェーンに押されて店を畳んだという。正社員の僕でさえ、残業と夜勤手当でようやく給料が形になるのである。深夜割増でも最低賃金の単純労働で、夫婦二人で月20万もらえるだろうか。
▼当時の人には珍しくないが、年金を納めていなかったので働かないと無収入である。仮に納めていたとしても、国民年金の月6万の支給では暮らしぶりに大差ないだろう。どちらかが動けなくなるまで働き続けるしかない。動けなくなれば生活保護か施設行きだ。もちろんショートステイなんて夢のまた夢。こういう例を見聞きするにつけ、日本国民の範囲っていったいどこまでなんだろうと考えてしまう。
▼さて、モー娘。出身のタレント矢口真里の電撃離婚が世間を騒がせている。ホントかどうかわからないが、女性週刊誌によると、パートナーが家をあけている隙に矢口が合コンでゲットした相手を家に連れ込んで、予定より早く帰ってきたパートナーと鉢合わせになったという。これだけ読むと、浮気された方が矢口か、矢口が男だと勘違いしてしまいそうだ。
▼中村某と矢口は有名な格差婚カップル。身長もそうだが、芸能界での序列と稼ぎは圧倒的に矢口が上だ。中村は「家事をやらない」と矢口の不満を口にしていたらしいが、実際忙しくて無理だろう。収入からいえば中村が専業主夫をやるのが自然だ。不倫騒動の形態といい、完全に旧来の男女関係が逆転している。これも男女平等化社会が進んだ証拠だろうか。
▼ああ、つまらん。やっぱひと月くらいのバカンスがないと。半日にも満たない休みにブログを更新するくらいじゃ気分転換にもならんな。

月曜は酢の物二種に大根の煮物に餃子。

水曜はナスとピーマン炒めにスパニッシュオムレツにもう一回酢の物。