束の間の休息

年末になって、ようやく真冬らしい寒さがやってきた。今朝は今年初めて股引をはいた。といっても日向で風を避ければ耐え難いほどではない。車中ならまさにポカポカ陽気だ。
▼製造業は先週の土曜から、官公庁その他の業種も大方月曜には仕事納め。昨日今日で一気に年末感が進んだ気がする。テレビ欄の深夜帯に映画が目立ち、日中の人出が増す。特に若い人の集団や家族連れが目につく。仕事などで県外に出ている人が、休みになり地元に戻ってきたのだろう。飲食店の駐車場はどこもいっぱいだ。旧知の人同士、みな一様に表情は明るい。
▼合宿中めずらしく家にいることの多かった上の子が、この土日から急に姿が見えなくなった。逆に下の子は家にいることが多くなってきた。このことから上の子がもう大人で、下の子はまだまだ子供だということがわかる。ほとんどが社会人の上の子の友人が休みになって遊び相手ができ、親が休みになった下の子の友人は家族で過ごすようになったわけだ。
▼ドラゲナイで一躍スターダムにのし上がったセカオワのボーカルフカセが、カリスマ読モから芸能界入りした益若つばさとのツーショットをフライデーされた(古いね)ときいて、妙に納得したのは僕だけだろうか。なぜなら彼はちょっと前まできゃりーぱみゅぱみゅとつきあっていたからだ。ああ、彼はああいうのが好みなんだな。だってきゃりーと益若って、僕の中ではほとんど区別がつかないもん。
▼芸能界のミスターチャーハンこと金山一彦が、みっちょん芳本美代子と別れた後、あまり時をおかずして美人弁護士大渕愛子先生と再婚した時も同じ感想を抱いた。小柄で華奢で、何よりあの目のギョロっとした感じがそっくりでしょ。ああいうのが彼のタイプなのだ。人の好みというのはそう簡単に変えられるものではない。
▼キンコメの片割れが女子高に忍び込んで制服を盗んだ容疑で逮捕された。彼は20年前から同様の行為を繰り返していたと供述しているらしい。2007年には痴漢冤罪事件も起こしている。彼の性的嗜好は必ずしもコミュニケーションを必要としない型のものだ。自分の意志を持ち、時には反発する生身の人間より、無抵抗の制服の方がいいのだ。しかしそれはモラルの問題なのだろうか。それとも生理的な問題なのだろうか。
▼B専やデブ専といった単なる顔や体つきのタイプと思われているものも、SMやゲイといった一般に特殊な性癖と思われているものも、基本的には同じその人の性的嗜好である。人はそこから自由になることはできない。それこそがその人の性格であり人格なのだ。その嗜好が時代や社会の規範に外れているかいないかで、その人の人生の幸不幸の過半は決してしまうかもしれない。それが生きづらさの根っこにあるものの正体かもしれない。
▼昨夜は僕が一番いっしょに仕事をする下請け業者と忘年会。参加者は総勢10名中一人欠けただけ。みんな喜んでくれてよかった。沖縄料理を堪能して飲み放題で一人五千円×10名で五万円。ささやかだが、日ごろお世話になっている御礼の気持ちもこめてポケットマネーを使わせていただいた。B専のゼネコンの監督と二人で座っただけで同じ金額とられるよりずっとマシ。
▼長丁場の連休工事ではあるが、今日は工程上比較的すいていて、若い監督に任せて午前中であがる。ここ二か月でやっと二回目の半ドンである。休める時に休んでおかないと。帰りにスタンドで洗車待ちしていると、しばらく連絡のなかった友人から立て続けにメールがくる。どうやら彼も休みに入ったようだ。帰宅と同時に上の子が遊びに出ていき、部活から帰ってきた下の子と吉牛を食べた後、洗濯、食器洗い、風呂洗いと家事をこなすとあっという間に夕方だ。
▼一息ついているとお義母さんが予定通り無事退院したと妻からメール。明日は下の子が帰省する。合宿生活も今年も残りあとわずかである。