アップダウン

9月も終わりというのにいつまでも蒸し暑い。そしていつまでも雨がやまない。梅雨よりひどい。おかげで工期に余裕があるはずの現場がなかなか終わらない。この2週何もできず、逆に1週分仕事が増えた感じ。なんだかなあ。
▼相変わらず心配事が多くよく眠れない。1時まで眠れないか、寝ても1時には目が覚める。それからまた3時に眠って5時には起きる毎日。睡眠時間は平均4時間あるかどうか。単に加齢のせいかもしれないが、仕事に責任が出てきた以上、たぶんリタイアするまでこの調子だろう。そんな生活があと10年程度で済むのなら、ある意味50まで自覚のない子供でよかったかも。
▼約2週間ぶりに妻が帰ってきた。せっかく戻っても、二夜連続でヨガ教室で不在なので下の子はご機嫌斜め。時々ママが車の横に乗せて走ってやらなければならないワンコのようなものだ。昨日うちに帰ると、それまで部屋の隅に山になっていた洗濯物がなくなり、きれいに掃除されてテーブルクロスが変わっていた。同じ社宅の3Kの間取りが、単身世帯のそれから高度成長期の核家族のそれへと早変わりだ。
▼もう子供も大きいので希望という言葉は使いにくいが、我が家にはまだかつての古きよき時代の喜びと光りがある。それを具体的に支えているのは、生活の細部にわたる妻の気配りだが、僕もけっこう寄与していると思う。我々は自分が記憶しているものしか再現することはできない。両親から譲り受けたもののうち、僕が一番感謝しているのは幸福の感受性だ。この無形の財産を子供たちに伝えれば、僕も人としての務めは終わったようなものだ。
▼ヨガから帰った妻が僕の顔を見るなり立て板に水のごとく喋り出す。始めの頃は妻の帰りの時間が近づくと「お腹が痛い」と子供のような引き止め工作が始まったお義母さんも、最近はすぐにまた戻ってくると安心したのかすっかりそんな素振りは見せなくなったらしい。そりゃそうだ。ほとんど半々だもの。僕にえらく感謝しているという。こちらに越してきた当初「帰りたい」と弱音を吐く妻に「まかりならん」と怒った強気のお義母さんの面影はない。おかげで頼りない僕もようやく親孝行ができた。
▼忙しいのと目立ったトピックがないのとで、ここんとこシュウイチの更新がやっとだ。先週末は客先の退職者の送別会に社長と参加。二次会は参加せず、別途大手の所長を接待。クラブ→スナックと回って3時まで。中座した社長が払っていったお金では足りず、追い銭を取られてしまった。年季の入ったホステスと下ネタ&カラオケエンドレス。あんなバカ騒ぎも久しぶりだ。
▼おかげで日曜は完全にグロッキー。一日一歩も外に出なかった。それくらい倦んでいたので、意気投合してアドレスを交換したホステスからLINEでもきていれば浮気していたかも。月曜になって来店催促しても遅いわ!火曜は同僚とチェーンの居酒屋。生大ジョッキ二杯も飲めば酔っ払うところ、その後ウーロンハイを何杯飲んだかわからない。そんなに飲めるなら飲み放題にすればよかった。若い連中が意識が低いという話。でもそれは我々ベテランにも問題があるということでは?
▼水、木と、飲み会続きでたまった事務仕事をガーッと処理して両日とも21時を回る。地方公務員女子ブロガーに比べればかわいいものだ。締切ギリギリまで待って最低限の仕事する。今期は省エネでいくと決めた。いつもか。集中するためにスマホシーナ&ロケッツとRCをイヤホンフルボリューム。周囲の雑音は遮断したが、かえって集中をそがれる。選曲ミスか。父の傘寿の誕生日に電話を入れるも出ない。LINEしておくと翌日スタンプが返ってきた。使えないわけではないらしい。ただ我々のように四六時中スマホをいじってないだけのことだ。
▼そして本日、一般には上期、当社では四半期を終えた段階で妻から「給料がいつもより多い」とのメール。理由は三つしかない。①夏季休暇出勤分②昇給③ナニカノマチガイ。①か③と思って明細を見たら、ないはずの②だった。でもちっともうれしくない。給料があがって手放しで喜ぶ人の気がしれない。サラリーに見合う職責を思うとプレッシャーで気が重い。

合宿中、近所のとんかつの名店でチキンカツ。チキンも絶品。

2週間ぶりのお弁当。デリシャス。

2週間ぶりのウチゴハンマリメッコ風のテーブルクロスは品数が多く見える。

デザートは妻のヨガ教室の生徒の手作りフルーツゼリー。プロ級だ。