師走、この十日

このところ暖かい日が続いていたが、今日は冬らしく冷え込んだ。風さえ強くなければ、これくらい寒い方が凛として気持ちいい。だいぶ太ったな。
▼ブログの更新をしないうちに瞬く間に日が過ぎてゆく。ブログに掲載している写真は基本的に撮った端からインスタグラムにアップしている。インスタグラムの使い方は人それぞれだが、僕の場合は対象が主にウチゴハンなので日録である。日録とは絵日記のことだ。小学生も宿題の絵日記がインスタグラムなら随分楽だろう。意味合いは同じだからそれでいいんじゃないか。それではダメというなら、絵日記の目的は記録ではなく修業か苦行かなんらかの訓練ということになる。話が逸れた。
▼2010年11月にブログを再開してはや6年。初年度こそ2万アクセスだったものの、ほぼ年4万アクセスをキープしてきたが、とうとう今年は4万を割り込んだ。友人知人に公開しての数字に、読者は確実に減少傾向にあると嘆いていたが、おそらく原因はネットやSNSそのものの環境変化にある。端的にいってブログ利用者の絶対数が減っているのだ。子供の宿題かお達者クラブでもない限り誰も絵日記や絵手紙を書かないように、パソコンからスマホへのハード環境の変化が、ブログやフェイスブックからツイッターやインスタグラムへの移行を不可遡なものにしている。
▼さてそんな話は置いといて、前回エントリーから今日までに撮りためた写真を駆け足で振り返っておこう。同じ対象で複数枚あるものはなるべくインスタと被らないようにしたい。

土曜は快晴の中ラグビー社会人リーグ観戦。僕もラグビーはけして嫌いではないが、感覚的には選挙運動に駆り出されたサクラの気分を否定できない。大学ラグビーも実力的には長らく帝京の後塵を拝している早慶早明戦のカードの方が人気だけは断然上である。スポーツが本当に強くなるには、実力的に一番のカードが好まれるようにならなければならない。日本人は一度、組織の論理から抜け出さないと真の人生は永遠に訪れないだろう。って僕もだけど。
▼夜は下の子が修学旅行でいないうちに妻とデート。シネコンで映画を観る前に腹ごなし。


ショッピングモールのフードコートで今週二度目の韓国料理は僕が石焼ビビンバとスンドゥブチゲのセット。妻が牡蠣入りチゲのセット。この季節イチオシはどうしたって牡蠣だ。いつも妻に先を越される。
▼映画はトム・クルーズの「ジャック・リーチャー」

軍の特殊部隊にいた凄腕の主人公が軍中枢部の悪役に罠を掛けられ絶対絶命の危機的状況から大逆転劇を演ずるというお決まりのパターン。映画が始まってすぐ「ついこないだも似たようなの見たよね」と妻に耳打ちしようとしたがどうしても思い出せない。ついこないだなのに。すると映画が終わってすぐ妻が僕にきく「こないだ似たようなの見たけどなんだっけ?」しかしいくら二人で考えてもタイトルどころか出演者すらどうしても出てこないのであった。そんな映画だ。
▼翌日曜も企業スポーツの、今度はサッカーの応援。

仕事の合間を縫って着替えて行くので結構大変。お昼を食べる暇がなく競技場の売店でたこ焼きを買って頬張る。月曜締切の宿題が多く再び会社に戻り事務処理に勤しんでいると、下の子を迎えに行った妻から「バス遅れるみたいだから待つ間どっかで食事しない?」との電話。待ち合わせの駅前の駐車場に入れると目の前のたこ焼き屋に入ろうという。

オールフリー飲んだのも初めてなら一日に二度たこ焼き食べたのも初めてだ。いくつになっても驚かされることが多い。
▼日曜の予定が翌日に回った月曜は帆立のパスタに下請からのお歳暮のピザ。久しぶりに納得の夕食。


翌火曜は大根と海老芋のシチューにブリの塩焼きに卵サラダ。小針は前日のパスタソースのあまりで作ったペンネグラタン。
▼水曜は友人が中東から帰国するというので急遽大阪へ。下の子がまだ小学生の時以来だからかれこれ5年ぶりだ。先乗りして天満在住の共通の友人と駅前のもつ焼き屋で到着を待つ。


学生の頃はこの梅割を飲んでよく意識をなくしたものだ。改札から出てきた彼はまるで昨日見た時のように全く変わっていなかった。それはあちらの僕に対する感想も同じらしい。いつまでたっても子供。半世紀も生きておいて全く困ったものだ。
▼友人宅に場所を移し奥さまの手料理で宴会。

メインのブリしゃぶにタイとアジの刺身、里芋の煮っ転がしにほうれん草のおひたし。たしかにこんな料理は日本でしか食べられないだろう。大量の料理をペロリ。奥さまと二人で芋焼酎の一升瓶を半分はあけたはずだけど翌日全然残らなかった。何を話したわけでもないが楽しかった。楽しいお酒は残らないから不思議だ。

宴の後は男三人で銭湯へ。これがホントの裸のつきあい。
▼再び日常に戻るはずが翌木曜は業界団体の忘年会。

割烹の一次会からいつものメンツでラウンジ二軒ハシゴして2時。僕もまだ若いね。

ようやく本当に日常に戻った昨日はチキンゴマバーグに大根の煮物。最近妻はなぜか鶏以外のミンチを買う気になれないらしい。そしてはっきりした理由はないらしい。彼女のこういう気まぐれには困ったものだ。

そして今日は今週二度目(三食目)のたこ焼き。本場大阪で食べなくてよかったのか悪かったのか…。
▼この間のお弁当。







妻は僕がインスタグラムにお弁当をアップすることが気に入らないらしい。いわく「あのね、インスタグラムってもっとスタイリッシュなツールなの。悪いけどあんたみたいにベタッとしたもんじゃないの。自分が本当にいいなと思ったものだけをアップして見た人がそれに共感するものなの。あんたみたいに日常を垂れ流すものじゃないんよ!」「弁当とか料理あげてる人もいるよ」「自分が作ってるならいいよ。わたしはイヤなの!」とりつく島もない。でも僕(のインスタやブログ)から妻の料理をとったらいったい何が残るというのか…